建物・設備等には、耐用年数を考え、長期間にわたって建物の管理、メンテナンス、改修計画、
改善計画を検討した計画書が必要です。
特に集合住宅やマンションでは共同で管理運営を行っていかなければなりませんので、十分に検討された計画書が必要です。
長期的な管理、運営面の検討を含めた建物固有の維持、管理、改修、改善の計画書が長期修繕計画です。
生活の拠点である集合住宅(マンション)の機能を維持し、 かつ資産価値を保ち続けるためには、日常のメンテナンスはもとより定期的な改修・ 修繕工事は不可欠であります。これには建物の詳細な調査・診断を行い、 長期修繕計画を構築し対応して行かなければなりません。
屋上やベランダ、庇などから雨水が漏水しないことは、
ごくあたりまえのことですが、防水層は、経年と共に劣化していき、漏水が生じたり漏水の恐れがある状態になることは当然のことです。
従って、建物を長期にわたって維持するための条件として、
防水改修を行わなければならないことになります。
集合住宅の屋上やベランダ、庇などの劣化状況や納りなどに応じて長期間耐久性のある防水層形成のための工法・仕様が検討、提起されなければなりません。