防水工事とは、建物や構造物を雨、雪、水、紫外線等から守り長期的に保護する工事。
色々な種類の工法がありますが、当社ではお客様の建物・構造に合わせて、
安心して長持ちする工法を企画提案しております。
お気軽にご相談ください。
防水工事とは、建物や構造物を雨、雪、水、紫外線等から守り長期的に保護する工事です。
防水工事には様々な工法や使用材がありますが、当社ではお客様の建物・構造に合わせて、
安心して長期間維持する工法を企画提案しております。お気軽にご相談ください。
雨漏りとは雨水が建物の内部へ意図しない場所から侵入することを言いますが、
ひとことで雨漏りと言っても、実に様々な原因によって引き起こされます。
また、老朽化した建物だけではなく、比較的に築年数の新しい建物でも雨漏りが発生する事も珍しくありません。
雨漏りは建物の至るところから発生します。
よくある被害箇所は、日常生活では、見つけにくい箇所で
発生します。
雨漏り対策で失敗しない為に!
徹底的にMEISEIが解決いたします。
建物の寿命は構造によって違いますが、
鉄筋コンクリートでできたビルなどは50〜60年などと言われており、
近年は資材の発達などにより100年も持つ構造物もあります。
しかし、建物を水から守る防水層の寿命は10〜17年であり、
建物寿命より短いのが現実です。
そのため建物を水から守るためにも防水工事が重要になってきます。
コンクリートが劣化すると、中性化、エフロレッセンス(白華)が発生
鉄筋部分が劣化すると、酸化(サビの発生)、鉄筋爆裂などの現象
このように雨漏りや水漏れは建物構造に大きな支障を来し、建物寿命が短くなる可能性が高くなります。
防水層の劣化が著しく進行してから改修工事を行う場合、今ある防水層をすべて剥がしてからの工事となってしまうなど、予想以上のコストや時間がかかります。今の防水層の状況を把握し、限界が来る前に改修工事を行うことで、建物の耐久性の維持保全につながり、工事にかかるコストも抑えられます。
防水工法 | 防水工事を行うために用いる施行方法で、建物構造や立地環境などによって工法が異なります。 |
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防水層 | 防水工事によって素材の上に作る膜のことで、液状の防水材料を塗ったり、 シート状に加工した防水材料を貼ったりして層を作り、水の侵入を防ぎます。 防水層にはメリットとデメリットがあるため部位などによって使い分けられます。 |
防水材 | 防水工事に使用する材料のことで、液状のものやシート状のものなど様々で、 建物構造や立地環境、使用部位、工法によって用いる材料が細分化されます。 |
防水材の 耐久性 |
防水材の標準的な耐久性能は、一般的に10〜15年とされており、 工法によっては20年以上の耐久性の有する材料もあります。 |
メンブレンとは「膜」を意味し、不透水性皮膜を形成することで防水効果を発揮するための工法を総称したもので、ほとんどの防水工事がこれに当たります。メンブレン防水は「塗膜防水」、「シート防水」、「アスファルト防水」の3種類に大別されます。
液状の防水材料を下地に塗って防水層を作ります。
防水材料が撹拌して化学反応を起こすため強固な防水層を形成することができます。
工場で加工成形されたシート状の防水材料を貼り合わせて防水層を作ります。シートのつなぎ合わせを確実に行わないと漏水の原因となるため、施工業者の技量の差が出やすくなります。
「塗る」と「貼る」を組み合わせることで、両者の特長を活かしそれぞれの欠点を補うため信頼性の高い防水層を作ります。代表的なのがアスファルト防水で、近年では「改質アスファルトシート防水」が改修工事で多く採用されています。
※耐用年数は、何らかの原因により防水層が損傷し、雨漏りが発生するまでの期間で、標準耐用年数は、現在国が定める唯一の指針。
アスファルト防水 | シート防水 | 塗膜防水 | |||
種 類 | 例:アスファルト防水熱工法 | 例:塩ビシート防水接着工法 | 例:ウレタン塗膜防水 | ||
厚 さ | 5~10mm | 1.5~2.5mm | 1.2~2.0mm | 3mm~ | 3mm~ |
標準耐用年数 | 露出:13年~15年 押え:17年~20年 |
13年~15年 | 10年~13年 | ||
特 徴 | 最も信頼性が高く、実績も1番多い工法。 溶融したアスファルトとルーフィングを積層し 厚みのある防水皮膜を作りあげることで耐用年数が長く、 耐久性・水密性・対荷重性に優れている。 | 耐摩耗性があり、露出防水の歩行用として用いられることがある。 | 軽量で柔軟性を有しているためS造など露出非歩行用に用いられる。 | 施工時は液状なので、狭い場所や設備基礎回りなどの施工基礎回りなどの施工後は弾性がある。 | 繊維強化プラスチックを素材とした防水工法。表面が硬く強靭で、プールや浴室などにも使われる。 |
防水工事に使用する材料は、使用部位や状況によってほぼ決まっています。しかしどのように防水工事を行うか、どういった防水層を作るかは施工業者によって異なります。そのため工法は防水層の耐用年数などにも影響し、適切な工法を施すことが重要となります。
防水工事の施工や防水層の機能は、建物の形状や使用環境など千差万別で、いわば1件1件がオーダーメイドとなります。費用対効果を高め、安心で信頼ある防水工事を提供するために、工法選定は重要なポイントとなります。
下地に対して、防水層を全面的に貼り付ける工法。貼り付け方法は、防水材料によって異なります。アスファルト防水の熱工法では溶かした液状アスファルトでルーフィングを貼り付け、常温粘着工法では、シートの裏面にある改質アスファルトの粘着材で接着します。
塩ビシートや加硫ゴムシートは接着剤を使って接着します。
☐ ●密着工法(接着工法)メリットとデメリット
メリット | 漏水がしにくく水路(水の通り道)をつくらない水密性と、 強風などの風圧に耐えられる耐風圧性に優れています。 |
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デメリット | 下地のひび割れや建物の動きに対して影響を受けやすいことが挙げられます(下地亀裂追従性)。 どんな構造の建物でも温度変化によって膨張収縮を繰り返しており、 コンクリートなどは乾燥収縮によって、時間が経つとひび割れてきてしまいます。 |
下地に対して、防水層を部分的に貼り付ける工法です。多くの絶縁工法は、改質アスファルト防水常温粘着工法用シートの技術を応用しています。裏面に粘着剤を部分的に配したシートを組合せることで絶縁工法を可能にしています。
☐ 絶縁工法メリットとデメリット
メリット | 部分的に接着しているので、下地の変化に対しても防水層が影響を受けにくく変形や損傷の 可能性が少なくなります。また、未接着部分が空気の通り道となるため、下地に水分があっても気化膨張で 防水層にふくれが発生しそうになった時、脱気筒を取付けておくことで水蒸気を外気に放出できるため、 「ふくれ」の発生防止にもつながります。 |
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デメリット | 密着工法(接着工法)と比べて水密性がやや低いことです。基本的に絶縁用のシートの上にもう1枚、 あるいはもう1層防水材料を施工して防水層とするため防水性能は高いのですが、万が一、 水が侵入すると空気の通り道が水の通り道となり、勾配に沿って水が流れていくため漏水事故につながる リスクが高くなります。 |
絶縁工法の一種で、この工法はアンカーや固定部材を用いて機械的に防水層を下地に留付ける工法。絶縁用のシートは部分的に接着しますが、機械的固定工法は固定部材で「点で固定する」ことになります。
☐ 機械的固定工法メリットとデメリット
メリット | 部分的に接着しているので、下地の変化に対しても防水層が影響を受けにくく変形や損傷の 可能性が少なくなります。また、未接着部分が空気の通り道となるため、下地に水分があっても気化膨張で 防水層にふくれが発生しそうになった時、脱気筒を取付けておくことで水蒸気を外気に放出できるため、 「ふくれ」の発生防止にもつながります。 |
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デメリット | 密着工法(接着工法)と比べて水密性がやや低いことです。基本的に絶縁用のシートの上にもう1枚、 あるいはもう1層防水材料を施工して防水層とするため防水性能は高いのですが、万が一、 水が侵入すると空気の通り道が水の通り道となり、勾配に沿って水が流れていくため漏水事故につながる リスクが高くなります。 |
防水改修工事を検討する場合、古い防水層を撤去して新しく防水層を施工する「撤去工法」と、既存の防水層残した状態で、その上から施工する「かぶせ工法」に大別されます。さらにかぶせ工法では、「再生工法」と「機械的固定工法」に分けられます。
いずれかの選択は現場の状況、劣化状況等により異なりますが、単純な比較をした場合以下のような比較ができます。
撤去工法 | かぶせ工法 | ||
再生工法 | 機械的固定工法 | ||
内 容 | 既存防水層を全面撤去し、新築時の下地に新規防水層を施工。 | 撤去は最小限にし、適切な下地処理を施した上で、新規防水層を上からかぶせて施工。 | 既存防水層の上から下地に穴を開けて新規防水層をアンカー固定。 |
騒 音 | 撤去作業の際に騒音、振動が発生。 | 騒音、振動は少ない。 | アンカー固定の際に騒音、振動が発生。 |
工 期 | 撤去工事期間分、工期が長引く。 | 撤去工法に比べ、工期短縮が可能。 | 撤去工法に比べ、工期短縮が可能。 |
コスト | 撤去工事、廃材処分費の計上が必要。 | 撤去工法に比べ安価。 | 下地処理が簡略化できるため安価。 |
作 業 | 廃材搬出時、周辺へ危険作業がある。 | 周辺環境に対し、安全性が高い。 | 周辺環境に対し、安全性が高いが、騒音が発生。 |
雨養生 | 撤去後、防水層施工前の漏水への配慮が必要。 | 産業廃棄物が少ない。 | 産業廃棄物が少ない。 |
新規防水 | 様々な工法の選択が可能。 | 既存と新規の防水材料の相性を考慮。 | 下地構造の問題を除き、既存防水層との相性を考慮せずに採用が可能。 |
考 察 | 既存防水層が撤去すべき状況の場合は撤去工法を採用しながら、次回改修時にはかぶせて改修が可能な仕様を選定するとメリットがある。 | 既存防水層を再度下層防水層として利用しながら新規防水層を形成するため、信頼性・耐久性が高い。現在の防水改修の主流。 | 既存防水層の浮きやふくれが顕著な場合や、数年後に建替計画などがある場合はメリットあり。次回以降の改修は撤去工法の検討が必要となる。 |
上記の表から、防水改修工事では「かぶせ(再生)工法」が、工期・コスト・信頼性、資産価値向上の観点からも優位性が高いと考えられます。ただし、かぶせ(再生)工法の採用には、既存防水層との相性を考慮する必要があります。 改修工事の場合、密着工法(接着工法)か絶縁工法かの選定は、上記の3工法を決定した後、防水材料の選定と併せて検討することになります。
各メーカーによってどの材料を、どの工法で防水層を作るかによって細かく分類されており、これらは「仕様番号」によって表示されます。
同じ材料、同じ工法でも仕上げ方法が違えば仕様番号が異なります。
このように一口に防水工事と言っても「材料の種類」「工法の種類」「仕上げ方法」の組み合わせは無数にあり、
そこから最良の防水工事を選択するのは困難です。
当社は数多くの実績、長年培った技術と知識で、お客様の建物・構造物に合わせて、適正な防水工事を提案しています。